はんづがめ
ハンヅガメ
国内
物品・機械
- どんな話か
- 畑に座ったハンヅガメという水甕が法螺貝の音や唸り声を立て、十年後にも同じ怪音を起こしたという話。
- 細部
- 昭和十一年の十五夜の晩、ある畑の中に水甕であるハンヅガメがどっしりと据わり、ブーッ、ブーッと法螺貝を吹くような音を立てていたという。異変に気づいた少年たちが近くの土手に登って様子をうかがうと、今度はウォーン、ウォーンという唸り声に変わった。それから十年が過ぎ、かつての少年たちが青年になって畑泥棒を見張るために見回りをしていた折、同じ場所で再びハンヅガメのウォーン、ウォーンという声に出くわしたと伝えられている。
- 広まり方
- 1972年の『南九州郷土研究』掲載、安山登「安山怪談録」に記された話である。
- 地域
- 鹿児島県日置市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ