げんじょう
玄上
国内
物品・機械
- どんな話か
- 村上天皇が名器玄上を弾いた夜、唐の琵琶博士廉承の霊が音色に引かれて現れ、秘曲を授けたと伝わる。
- 細部
- 平安の御代、村上天皇が月の明るい夜に玄上という名の琵琶を手にして演奏していると、どこからか影のようなものが飛んできて姿を現した。天皇が何者かと問いただすと、それは唐土で琵琶の博士として名高かった廉承という人物であるといい、天皇の奏でる音色があまりに素晴らしかったため、その音に引き寄せられて出てきたのだと語った。感激した廉承はそのまま秘曲を天皇に授けて伝えたとされ、名器と天皇の技量が異国の亡魂を招き寄せたという逸話になっている。
- 広まり方
- 1974年の『日本随筆大成』第二期に収める喜多村筠庭「筠庭雑考」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ