ふわいのたま
フワイの玉
国内
物品・機械
- どんな話か
- 強風が吹き荒れた秋の朝、法華寺の住職が掃除中に拾ったフワイの玉は狐色の柔らかな毛の塊で、年老いた狐の尾の先にできるものとされた。
- 細部
- 筆者が少年だった頃のことである。夜通し風が激しく吹き荒れた秋のある朝、高山の法華寺で境内を掃除していた住職が、フワイの玉と呼ばれる不思議な品を拾い上げた。それは狐のような色合いをした柔らかな毛の塊で、大きさはちょうど白粉刷毛ほどであったという。よく見ると、その中には小指の先ほどの小さな肉の塊が入っているようであった。住職の話では、これは狐が年をとった際に尾の先にできるものであり、おそらく前夜の強風によって吹き落とされたのだろうとのことであった。
- 広まり方
- 1941年の『ひだびと』掲載、多志弥一「飛騨山夜話」に記録されている。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ