ふしぎのいど
不思議の井戸
国内
物品・機械
- どんな話か
- 祇園祭で井戸水を捧げると神輿が動かなくなり、乞食僧に見えた弘法大師が水を清めると再び動き出したという。
- 細部
- 昔、祇園祭が行われていたときのことである。ある井戸から汲んだ水を神輿に捧げたところ、なぜか神輿がぴたりと動かなくなってしまったという。困っていると、そこへ乞食のような姿をした一人の僧がふらりとやってきて、自ら水を汲み直して神輿に捧げた。すると神輿はふたたび軽やかに動き出したのだという。後になって分かったことには、この乞食坊主は実は弘法大師であったらしい。井戸の水が汚れていたために神輿が動かなくなっており、それを弘法大師が清めてくれたおかげで、無事に動くようになったのだと伝えられている。
- 広まり方
- 1914年の『郷土研究』に掲載された鴨東生「不思議の井戸」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ