ふくたろう
福太郎
国内
物品・機械
- どんな話か
- 漁村の家に伝わる箱から現れた猿に似た異形で、水難と疱瘡を防ぐ神として祀られたもの。
- 細部
- 金沢の漁村にある家では、水難と疱瘡の守りと記された箱を代々家内に祀っていたが、中身を知る者はいなかった。ある夏の夜、家人の妹の夢に童子が立ち、長らくこの家にいながら誰も己を知らない、社を建ててくれれば水難と疱瘡と麻疹から守ろうと告げた。親類に話して箱を開けると、猿に似た顔で手足に水かきを備え、頭の頂がくぼんだものが入っていた。これを福太郎と名づけ、後に別の家へ移ったときも同じように夢のお告げがあり、水の神として改めて祀られ、数々の霊験が語られたという。
- 広まり方
- 1935年の『旅と伝説』に載る須田元一郎「九州北部の伝説玩具」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県横浜市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ