ふどうさまのてのあと
不動様の手の跡
国内
物品・機械
- どんな話か
- 1907年、上市町でのし餅に手形が浮かび上がり、通りかかった托鉢の僧が不動様の跡だと告げて立ち去ったという話。
- 細部
- 明治40年のこと、餅焚きお家と呼ばれる家でのし餅をこしらえていると、生地の上に大きな手のひらの跡がくっきりと浮かび上がった。ちょうどそこへ托鉢の僧が通りかかり、これは不動様の手形に違いないと告げ、差し出された二合ほどの米から数粒だけをつまんで去っていった。慌てて後を追った家の者たちだが、僧の姿はどこにも見当たらなかったという。この一件は近隣に知れ渡り、以後長らく多くの人がその手形を拝みに訪れたと伝わる。
- 広まり方
- 1967年の『富山旧白萩村の民俗』(東洋大学民俗研究会)に収められている。
- 地域
- 富山県上市町
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ