あいるらんどのようせいのとりでしんこう
アイルランドの妖精の砦信仰
Fairy fort
国外
流言・風説
- どんな話か
- 古代の環状遺跡「妖精の砦」を壊したり、そこに生えるサンザシの木を切ったりすると妖精の怒りを買って不幸に見舞われるという信仰。現代でも道路建設計画が変更されるなど実際の影響が報告されている。
- 細部
- アイルランド全土に3万〜4万か所ともいわれる環状の古代遺跡が「妖精の砦」として恐れられ、壊すと死者が出るといった話が各地に伝わる。1907年に採集された話では、クレア州レイヒンチ近郊で妖精の砦を平らにしようとした男性が急死し、「賢い女」とされたその妻が呪文で無傷のまま生き返らせたという逸話が記録されている。2007年、ケリー州議会でN22号線の路面の陥没について、ある議員が周辺の妖精の砦網が原因ではないかと動議を出して話題になり、当人が国会議員(TD)になった後の2017年にも同様の主張を繰り返して全国的なニュースとなった(道路当局は地盤工学上の問題と説明している)。
- 広まり方
- 農村部の言い伝えとして口承で広まり、現代でも政治家の発言や道路工事のニュースを通じてたびたび全国的な話題として再燃している。
- 地域
- アイルランド全土
- 年代
- 不明(古代からの信仰とされ、現代まで継続)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ