こうぜんじのえ
興禅寺の絵
国内
物品・機械
- どんな話か
- 杉戸の老夫婦の絵が夜ごと語り出し、目を抉ると鎮まったと伝わる寺の怪異。
- 細部
- 興禅寺の杉戸の内側には、臼を挽く老女とかたわらに立つ老人が描かれていた。この絵は夜になると口をきき、二人で言葉を交わしたという。人々が困り果てて描かれた目を抉り取ったところ、声はやんだと語られる。さらに書院の壁には筝や琵琶、鼓といった楽器の絵があり、これも夜な夜な鳴り響いて不気味だったため、墨を塗って消してしまったという。絵に霊が宿るという発想が、寺の建具をめぐって二重に語られている。
- 広まり方
- 1934年の『信濃』所収、家高荒治郎による木曾樵談(一)に記されている。
- 地域
- 長野県木曽町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ