ひとりどうろくじん
一人道祖神
国内
物品・機械
- どんな話か
- 男女一対でなく一体だけの道祖神が祭りの騒ぎを嫌い、おんべをした年に火事が起きたと伝わる。
- 細部
- 道祖神は男女二体で刻まれるのが通例だが、この村のものは一体きりであった。一人であるがゆえに賑やかな祭り騒ぎを好まないとされ、旧正月に子どもたちがおんべの火祭りを行った年に火事が出た。これを神の機嫌を損ねたためと解し、以後この行事は取りやめになる。ところが十年ほど前から流行り病が続いたため、村人は再びおんべを復活させたという。神意の読み替えによって行事が絶え、また戻ってくる経緯が語られている点が興味深い。
- 広まり方
- 1934年の『旅と伝説』所収、山口貞夫「信州での漁法・道祖神・疱瘡神」に記録がある。
- 地域
- 長野県大町市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ