であるくじぞう
出歩く地蔵
国内
物品・機械
- どんな話か
- 越谷市に伝わる地蔵で、夜な夜なひとりでに出歩いてしまうというので、困った里人たちが像の背中を鎖でつなぎ、外へ出られないようにしたと伝えられている。
- 細部
- 越谷市に伝わる地蔵にまつわる話。路傍に祀られたこの地蔵は、夜になるとひとりでに台座を離れて出歩いてしまうとされ、里の人々を困らせていたという。困り果てた人々は、地蔵の背中に鎖を巻きつけてつなぎとめ、二度と歩き出せないようにしたと伝えられる。地蔵や石仏が意思を持つかのように動き出すという話は、旅人や子どもを守る石仏として親しまれてきた地蔵ならではの言い伝えとして各地に類例があり、この越谷市の一体もそうした信仰と結びついた伝承のひとつとして、埼玉県の民俗調査の記録に残されている。
- 広まり方
- 1986年刊行の『新編埼玉県史 別編2(民俗2)』第十二章第二節「神仏」に、根津富夫の調査記録として収録されている。
- 地域
- 埼玉県越谷市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ