だいず
大豆
国内
物品・機械
- どんな話か
- 意地悪な継母が継子を折檻し、悪事を隠そうと旅の僧への喜捨を拒み続けた末、里から大豆が実らなくなったと伝わる。
- 細部
- 諸国を巡り歩くある旅の僧が、雲仙の里はずれの家に立ち寄った。その家では継母が継子をひどく折檻したのち、竈で何かを煮ていた。僧が中身を尋ねると継母は「味噌豆を煮ている」とだけ答え、一杯の施しを求められても「まだ煮えていない」と拒んだ。しばらくして僧が再び同じ求めをしても、継母は自分の悪事が知れるのを恐れてか、やはり「まだ煮えていない」の一点張りだった。それからというもの、この土地では大豆がまったく実を結ばなくなったと語り継がれている。
- 広まり方
- 1928年の『旅と伝説』に掲載された、大庭耀「千々石灘沿岸伝説」に記録がある。
- 地域
- 長崎県雲仙市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ