こいぬーるだいやもんどののろい
コ・イ・ヌール・ダイヤモンドの呪い
Curse of the Koh-i-Noor
国外
呪物・呪い
- どんな話か
- 男性が身につけると不幸に見舞われるとされ、英国王室が女性王族にしか着用させてこなかったという、インド産の大粒ダイヤモンド「コ・イ・ヌール」の呪いの噂。
- 細部
- 1849年に英国東インド会社がシク王国の少年マハーラージャ、ドゥリープ・シンから接収しヴィクトリア女王に献上した後、『デリー・ガゼット』紙に端を発するとみられる「呪われた石」という噂が『イラストレイテッド・ロンドン・ニュース』などを通じて広まった。「所有者は世界を手にするが、その不幸もすべて背負う。神か女性だけがこれを無事に身につけられる」という文言とともに語られ、ヴィクトリア女王自身も気に病んで「王家の女性にのみ着用させる」との遺言を残したと伝わる。
- 広まり方
- 英国王室は以後、このダイヤモンドを歴代の王妃・王太后の宝冠にのみ用いる慣行を守り続けており、迷信への配慮とも取れるこの運用そのものが噂の実在性を補強する形で今日まで語り継がれている。なお、この呪い自体は英国統治以前のインド・ペルシャ・アフガンの伝承には見られず、19世紀ヴィクトリア朝期に作られた物語だとする研究が有力である。
- 地域
- インド発祥、現在は英国ロンドン塔で保管
- 年代
- 19世紀
- 検証状況
- 口承で流布
口伝えや報道で広まり、明確な起源が特定されていない。 - タグ