ちんしょう
沈鐘
国内
物品・機械
- どんな話か
- 竜宮ゆかりの鐘が山へ奪われて砕かれたが、現れた小蛇が破片を打ち、一夜で元に戻したという伝え。
- 細部
- 俵藤太郎が竜宮から授かって三井寺へ納めたという赤銅の鐘は、寺が焼けた折に山法師の手で叡山へ運ばれた。ところが誰がついても音を出さず、大きな撞木を当てるとようやく鯨の吠えるような声で三井寺へ帰りたいと鳴った。腹を立てた法師たちは鐘を山の上から突き落とし、粉々になった破片をかき集めて三井寺へ送り返す。すると一匹の小蛇が現れ、尾で破片を叩いてまわり、一夜のうちに元どおりの鐘へ戻したと語られる。
- 広まり方
- 1974年の『日本民俗学』に載る野村純一「沈鐘伝説についての一考案」が取り上げている。
- 地域
- 滋賀県大津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ