ちのでのまつ
血の出の松
国内
物品・機械
- どんな話か
- 謀反人の妻子が世を去った場所に植えられた松を伐ろうとしたら切り口から血が流れ、傷が元に戻ったという。
- 細部
- 謀反人として殺された岩城判官正道公の夫人は、一男一女を連れて放浪する身の上となったが、海賊に2人の子を奪われてしまう。兄弟と離れ離れになった安寿姫は、悪者の手を逃れたものの飢えと疲れに耐えきれず、この地で世を去ったという。それを哀れんだ村人がなきがらを埋めて松を植え、小さな祠を建てたが、ある村人がこの松を伐ろうとしたところ、切り口から血が流れ出したうえ、直後には切り口そのものが消えて元通りになってしまったと伝えられている。
- 広まり方
- 1967年の『福島県史 24 民俗2』所収、和田文夫による樹木に関する伝説の項に記録がある。
- 地域
- 福島県広野町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ