ちごいし
稚児石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 雨の日に大根を擦りつけると血がにじむという石で、天狗にさらわれた稚児の話が結び付く。
- 細部
- 小田沢川に稚児石と呼ばれる石がある。雨の降る日にこの石へ大根を擦りつけると、血がしみ出てくると伝えられてきた。石にまつわって語られるのが、薬師祭の稚児舞の一件である。舞の役は名誉であると同時に、踊りを間違えれば不吉が起きるとされていた。ある年、稚児が足を踏み外すと狗賓様がその子をさらって飛び去り、小田沢川の崖の上の大岩で食べ、残りを片桐松川で平らげたという。以後、稚児舞は行われなくなった。
- 広まり方
- 1989年刊『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の口頭伝承、石の伝説の項にある二件の記録による。
- 地域
- 長野県高森町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ