ちちがみ
乳神
国内
物品・機械
- どんな話か
- 用明天皇の妃が安産と乳の出を祈って発見したという泉があり、姥神像の乳房を削って食べると乳が出るという。
- 細部
- 老杉の根元に小さな泉が湧くこの場所には、堂の中に姥神の石像が安置されている。用明天皇の妃であった玉依姫が、下紐石の上で出産をした際に乳の出が悪く困っていたところ、神のお告げによってこの泉を見つけ、その水を飲んだところ乳が出るようになったのだという。これにちなみ、堂に祀られた乳母神の像から乳房の部分を少しだけ削り取って粉にし、それを御飯に炊き込んで食べると、産後の女性の乳の出がよくなり、生まれた子も丈夫に育つと言い伝えられている。願いがかなったお礼参りには、布で縫った乳房形の縫いぐるみを奉納する習わしがあり、堂の中には数多くのそれが今も掛けられている。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』の伝説:祠堂の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県白石市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ