よねざわのやはちろうぎつねのちゃがま
米沢の弥八郎狐の茶釜
国内
物品・機械
- どんな話か
- 弥八郎狐が和尚に巻物を託して京へ行き、帰って礼に茶釜を贈ったという常慶院の言い伝え。
- 細部
- 米沢市の常慶院には、弥八郎狐という狐が和尚に巻物を託して京へ旅立ったという話が伝わる。留守の間に別の狐がその巻物を奪おうとしたが、和尚は預かった約束を最後まで守り抜いた。京から戻った弥八郎狐は礼に茶釜を差し出し、あわせて狐が綱渡りをする様子を描いた絵も見せたが、その絵に描かれた狐の姿がひどく滑稽に見えたため、和尚が思わず笑い声をあげたところ、その拍子に釜の蓋がはずれて砕けてしまったのだという。この茶釜は今も寺に伝わっており、一粒だけ米を残しておくと翌朝には釜いっぱいに増えているとも語られている。
- 広まり方
- 1979年の『置賜の民俗』所収、武田正「伝説・南原常慶院の文福茶釜」に記録がある。
- 地域
- 山形県米沢市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ