ぼうかいし
防火石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 松島寺の覚満禅師が小僧に手桶を持たせて石に水を注ぎ続けたのは、宋の径山寺の火事を鎮める手伝いだったといい、翌年礼状と防火鈴が届いたという。
- 細部
- ある日のこと、松島寺で修行を積む覚満禅師という僧が、手桶を持たせた小僧を伴い、柄杓でしきりに一つの石へ水を注ぎかけているという奇妙な行為に及んだ。不思議に思った小僧がその訳を尋ねると、禅師は、今まさに遠く宋の国の径山寺で火事が起きており、自分はその消火を手伝っているのだと答えたという。果たしてその翌年、宋の径山寺から一通の礼状とともに、防火の力を持つという鈴が届けられた。あの日の水注ぎが確かに火を消す助けになっていたことが、こうして証明されたのである。この礼状とともに贈られた鈴は、現在も瑞巌寺の宝物として大切に伝えられている。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』伝説・石・岩の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県松島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ