えるばかー
エル・バカー
Bacá (mythological creature)
国外
呪物・呪い
- どんな話か
- 悪魔と契約した対価として与えられる守護霊。最初は動物の生け贄で満足するが、やがて人間の犠牲を求め始めるとされるドミニカ共和国の伝承。
- 細部
富や権力、経済的繁栄を望む者が悪魔と契約を結ぶことで手に入れられるとされる使い魔的な精霊で、主に黒い犬や牛の姿で現れ、赤く光る目を持つとされる。契約の際には動物などを使った儀式的な捧げ物が必要とされ、獲得後も対価として魂を差し出し続けなければならないという。最初は動物の血で満足していたバカーも、要求は次第に増していき、最終的には長子や、夜にその土地を通る人間の魂を求めるようになるとされ、約束を怠った者には災いが降りかかるという結末が語り継がれている。
日中は活動できず、追い払うには専門の祓魔儀式が必要とされる。ドミニカ南部の農村社会における人種・ジェンダー・金銭・権力をめぐる不安を映す存在ともいわれ、アフリカ系・タイノ系・スペイン系の信仰が混ざり合う中で生まれたと考えられている。
- 広まり方
- ドミニカ共和国の農村部を中心に口承で広まり、現地の文化紹介サイトや民俗解説記事で取り上げられている。
- 地域
- ドミニカ共和国
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ