あさくさかんのんのみがわり
浅草観音の身代わり
国内
物品・機械
- どんな話か
- 参詣帰りに斬られた男が懐の観音御影のおかげで無傷だったという、身代わり信仰を伝える話。
- 細部
- 享和年中、東京見物に来た田舎者が浅草観世音へ参詣し、帰路の土手で泥酔した狂人に斬りつけられた。本人も斬られたと思って気を失ったが、やがて息を吹き返し、懐にしまっていた浅草観世音の影像を確かめた。すると傷ついていたのは身につけていた紙の御影だけで、本人の身体には問題がなかった。観音が危難を身代わりに引き受けたと受け止められた話であり、紙一枚の像が命に関わる災いを防いだ点に眼目がある。滝沢馬琴『兎園小説』に記録されている。
- 広まり方
- 『日本随筆大成第二期』(1973年)所収の滝沢馬琴『兎園小説』に記された話。
- 地域
- 東京都台東区
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ