かまくらのやきいんあみだ
鎌倉の焼印阿弥陀
国内
物品・機械
- どんな話か
- 女に押した焼き印の跡が持仏堂の阿弥陀像の顔に現れ、主人は罪を悟って出家したという。
- 細部
- ある家に、口を開けば念仏を唱える下女がいた。正月に客を迎えて祝いの場となっているところでも同じように唱えたため、主人は腹を立て、カリマタを火で熱して女の顔に押し当て、追い出してしまう。ところが女は変わらぬ様子でそこに立っており、顔を検めても傷ひとつない。追い出したはずだと問い詰めても身に覚えがないと答えるばかりだった。不審のまま日を送るうち、主人が持仏堂の金色の阿弥陀像を見ると、その顔に焼き印の跡が刻まれていた。主人は心を改めて仏門に入った。
- 広まり方
- 2002年の『伝承文学研究』所収、恋田知子「浄厳院蔵『神子問答抜書』翻刻・略解題」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県鎌倉市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ