ぶんごたかだのあみだぶつのすくい
豊後高田の阿弥陀仏の救い
国内
物品・機械
- どんな話か
- 中風で寝たきりになった男が夢で鬼に連れ去られかけたところ、一心に念じた阿弥陀仏の光に救われたという霊験譚。
- 細部
- 豊後の国高田の水川に住んでいたある男は、中風を患って足が動かなくなり、床に伏したまま大小便もすませるほどの状態になって、次第に誰も近寄らなくなってしまった。そのまま三年が過ぎたころ、男の夢の中に二人の鬼が現れて連れ去ろうとしたため、男は必死に阿弥陀仏の名を念じ続けた。すると阿弥陀仏が光を放ちながら現れ、さらに念じ続けると男の胸に向けてその光を差しかけてくれた。鬼たちは「この男は高家の者だ」と言い残して姿を消し、その後男は再び自分の足で立てるようになったという。
- 広まり方
- 2002年の『伝承文学研究』所収、恋田知子「浄厳院蔵『神子問答抜書』翻刻・略解題」に記録がある。
- 地域
- 大分県豊後高田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ