あめのやすくら
天安鞍
国内
物品・機械
- どんな話か
- 乗鞍嶽に伝わる鞍で、これを置いた馬は暴れ走っても乗り手を振り落とさないといわれた。
- 細部
- 乗鞍嶽の名の由来としても語られる霊験ある鞍で、山にあるとされた。この鞍を馬の背に据えれば、その馬がどれほど荒れ狂って駆けようと、またがった者が落ちる心配はないという。乗り手の腕前ではなく道具の側に加護が宿るという発想で、馬を扱う暮らしの中から生まれた信仰といえる。山の名そのものが伝承の証しとして機能している点も特徴で、地形と道具と霊験が一続きに語られている。
- 広まり方
- 1928年の『旅と伝説』所収、藤澤衛彦の記事「雪ある山山の傳説」に書き留められている。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ