ずいとんぼう
ずいとん坊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 荒れた十一面観音の堂に棲むという男の化け物で、尾を擦る音と戸を叩く音から名が付いた。
- 細部
- かつては僧が住み庫裏も備えていた十一面観音の堂は、後年になって手入れが行き届かなくなった。その荒れた堂に居着いているとされたのが、たぬきとも、きつねともいわれるこの化け物である。長い尾を床や戸にズーイと擦りつけ、続けてトンと戸を打つ。その二つの物音をそのまま繋げたものが名の由来だと説明された。性別は男と決まっており、大人は夜に堂へ近寄らせないため、子どもにこの話を聞かせて怖がらせたという。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承のたぬきの話に採録されている。
- 地域
- 長野県生坂村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ