すいげつこ
醉月湖
Zuìyuè Hú
国外
場所・異界
- どんな話か
- 国立台湾大学構内の池にまつわる学内怪談。恋人との待ち合わせに裏切られた女子学生が入水し、以後夜11時ごろに「今何時?」と尋ねる女性の声が聞こえるとされる。
- 細部
- 池の名前は1973年に学生が卒業記念のボートレース企画のために李白の詩の一節にちなんで名付けたもので、名称自体は風流な由来を持つ。元は動物学科の養魚池だったこの池には対岸の東屋へ渡るための小舟が使われていた時代があり、女子学生が舟で東屋へ向かう途中に誤って溺死する事故が実際に起きたため、以後は舟の使用が中止され岸に柵が設置された。この事故を下敷きに、恋人と復縁の約束をして夜11時に東屋で待っていた女子学生が現れなかった相手に絶望して入水したという悲恋の物語が学生の間で語り継がれるようになり、夜にほとりを通ると「今何時?」と尋ねる女性の声が聞こえる、答えると湖に引き込まれるといった尾ひれがついた。台湾大学に限らず台湾の多くの大学に類似した「殉情した女子学生の霊」という怪談の型が見られる。
- 広まり方
- 実際の水難事故を発端に学生の口コミで話が膨らみ、複数のバリエーションを持つ大学怪談としてメディアでもたびたび特集されている。
- 地域
- 台湾・台北市(国立台湾大学)
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 口承で流布
口伝えや報道で広まり、明確な起源が特定されていない。 - タグ