ちになるぞうに
血になる雑煮
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 平家の落人筋という庄屋の家では、正月に雑煮を炊くと汁が血に変わるので餅を焼いたという。
- 細部
- 村にまだその庄屋の家があった頃の話として語られる。正月に雑煮を作ろうとすると、鍋の汁が血に変わってしまうため、この家では汁物を諦めて餅を焼いて食べるほかなかったという。理由は家筋にあるとされ、平家の落人の血を引くからだと説明された。正月という最も改まった場面でだけ異変が起こる点、そして家の来歴が食の作法を縛る点に特徴がある。のちにこの家は村を出たと伝えられ、話だけが土地に残った。
- 広まり方
- 1975年刊の『あゆみ―玉川町の民俗 愛媛県越智郡―』に載る越智忠男「木地もんの話」による。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ