せっしょうせきのきゅうびきつねでんせつ
殺生石の九尾狐伝説
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 鳥羽上皇に仕えた美女・玉藻前の正体が九尾の狐だったと見破られて那須に逃れ、討たれた後に毒を吐き続ける石に姿を変えたという伝説の石。
- 細部
- 鳥羽上皇に寵愛された玉藻前の正体が九尾の狐であると陰陽師に見破られ、東国那須へ逃れたが上総介広常・千葉介常胤らの軍勢に討ち取られ、その怨念が石に宿って「殺生石」になったと伝えられる。この石は有毒な火山ガスを発し続けたとされ、近づいた鳥獣が命を落とすことから伝説に信憑性を与えてきた。至徳2年(1385年)には玄翁和尚がこの石を打ち砕いたとも伝わる。2022年3月には殺生石が自然に割れて真っ二つになっていることが確認され、「封印が解けた」として全国的なニュースになり、那須町では慰霊祭と平和祈願祭が営まれた。
- 広まり方
- 中世の説話・謡曲「殺生石」として広まり、2022年に石が割れたことが報道されて改めて話題になった。
- 地域
- 栃木県那須町
- 年代
- 室町時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ