ぞくしん
俗信
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- カラスが高い木にとまったり、いつもと違う鳴き方をしたりすると、人が死ぬ前触れだとされている。
- 細部
- 雲南市掛合町に伝わる俗信のひとつに、カラスにまつわる死の予兆がある。ふだんとまらないような高い木の枝に止まっていたり、聞き慣れない調子で鳴いたりすると、それは近く誰かが亡くなる知らせだと受け止められてきた。特別な儀礼や対処法が語られているわけではなく、日々の暮らしの中で鳥のわずかな振る舞いの変化を注意深く見て、死という重大な出来事を予感する手がかりとしていた点に特徴がある。動物の行動を人の生死と結びつける、素朴な観察に基づいた言い伝えとして地域の記憶に残っている。
- 広まり方
- 国学院大学民俗学研究会が1984年に行った民俗採訪『島根県飯石郡掛合町旧掛合村』の聞き取りで、日常の俗信の一つとして記録された。
- 地域
- 島根県雲南市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ