いたこのくちよせ
イタコの口寄せ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 目の不自由な女性が長い修行を経てイタコとなり、亡くなった人の霊を自らの体に憑依させて、その言葉を遺族に語って聞かせるとされる儀礼。
- 細部
- 江戸時代中期、南部地方にいた盲目の巫女「太祖婆」がその技を山伏修験の鳥林坊とその妻・高舘婆の夫婦に伝え、地域の盲目の女性たちを組織化して継承させていったのがイタコの始まりとされる。恐山の大祭でイタコに口寄せを頼むと、あたかも亡くなった家族と再会したかのような対話が体験できるといい、遺族の悲しみを和らげる役割も果たしてきたとされる。近年は担い手の高齢化で口寄せができるイタコの数が大きく減っている。
- 広まり方
- 恐山大祭の様子がたびたびテレビや雑誌で紹介されたことで、「口寄せ」という言葉とともに日本的な死生観を象徴する風習として全国に知られるようになった。
- 地域
- 青森県むつ市恐山、南部地方一円
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ