ぞくしん
俗信
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 埼玉県戸田市には、猫や亀、あぶ、箒星、犬、蜘蛛といった生き物や天体の様子から、天候や吉凶を占う俗信が数多く伝わっている。
- 細部
- 埼玉県戸田市には、動物や天体の様子から天候や吉凶を占う俗信が数多く伝わっている。舟の中で猫が粗相をすると荒天になるといい、亀が水面近くまで上がってくると大水の兆しとされた。夕方にあぶが姿を見せると、天候が変化する兆しとされた。箒星が現れるのは、良いことが起こる前触れであり、同時に大水の予兆でもあるとされた。犬が遠吠えをすると、火事が起こる前触れだと考えられていた。また、朝に見かける蜘蛛は福ぐも・金ぐもと呼ばれて縁起がよく、がま口へ入れておくとよいとされる一方、夜に見かける蜘蛛は鬼ぐも・盗っ人ぐも・泥棒ぐもと呼ばれて忌み嫌われ、一升枡へ入れて燃やすとよいと伝えられた。
- 広まり方
- 1986年刊行の『新編埼玉県史 別編2(民俗2)』第十二章第五節の「天候・気象の予知」「吉凶・事変の予知」(木村重利執筆)に記録されている。
- 地域
- 埼玉県戸田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ