きをきるさほう
木を伐る作法
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 山始めに伐ってはならない七種の木があり、誤って伐ったときは枝を株に立てて唱えごとをした。
- 細部
- 木地屋の間では、山仕事を始める際に最初に伐るハツ木や、箒に似た形の箒木など、七種類の木を伐ることを忌んだ。やむを得ず伐ってしまったときは、落葉樹なら常緑樹の枝を、常緑樹なら落葉樹の枝を切り株に立て、キリキ、キッポーに続けてシヤキジン、シヤマツリと唱えるのが定めであった。七種以外でも、伐採の途中で何か様子がおかしいと感じたら、木の周りを三度めぐり、斧の峰で三度叩いて、どの神様も今日はこの木を伐らねばならないから退いてくれと断りを述べてから倒す。こうすれば怪我をしないとされた。
- 広まり方
- 1938年の『民間伝承』所収、笹村浩「木地屋」に記録がある。
- 地域
- 長野県大鹿村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ