ねこのぞくしん
猫の俗信
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 牡の三毛猫は船を転覆から守るとされ船頭に重宝され、黒猫を抱いて眠れば肺の病が治るとも言われた。
- 細部
- 牡の三毛猫は生まれつきめったに現れない珍しい猫とされ、この猫を船に乗せておくと荒天でも転覆を免れると信じられていた。そのため漁や運搬に携わる船頭たちは、見つけ次第どれほど高い値を積んででも手に入れようとしたという。別の言い伝えでは、肺を患った病人が黒い毛色の猫を胸に抱いて眠ると、その病が快方に向かうともいわれていた。毛色の異なる猫それぞれに、海の安全や体の回復を左右する力が宿ると考えられていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1938年の『民間伝承』所収、山田良隆「ダンジリキチベー」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県西宮市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ