たましいとがっぱ
魂とガッパ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 死後四十九日は魂が棟にとどまり、産飯を供える作法を怠るとガッパが赤子をさらいに来るとされた。
- 細部
- 南関町には、人の死と子の誕生をめぐるふたつの言い伝えが記録されている。ひとつは、人が亡くなってから四十九日が過ぎるまで、その魂はまだ成仏せず、住んでいた家の屋根の棟にとどまり続けるというものだ。もうひとつは出産に関わる決まりごとで、生まれた子のために炊いた飯を氏神へ供える習わしを守らないと、この地でガッパと呼ばれる河童が赤子を連れ去りにやってくると恐れられていた。死者の魂も河童も、人が正しい作法を怠ったときに家へ近づいてくる存在として語られている点が興味深い。
- 広まり方
- 1933年の『旅と伝説』に掲載された能田太郎「熊本県玉名郡南関町」の報告に、ふたつとも記録されている。
- 地域
- 熊本県南関町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ