むらかみのきんきたん
村上の禁忌譚
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 死の前兆や山小屋の物忌み、七草の魔除け、龍神を怒らせる禁忌など、村上市に伝わる複数の俗信をまとめた事例。
- 細部
- 村上市にはいくつかの俗信がまとめて伝わっている。まず、人が死ぬ前触れとして、ふくろうの鳴き声がふだんと変わったり、犬が遠吠えをしたりするという。山小屋での生活では、口笛(ホソビ)を吹くことや葬式にまつわる言葉を口にすることが忌まれ、幹が上部で三本に分かれている木は「大里様の休み木」と呼んで伐らない決まりがあった。正月六日の晩、家族が寝静まったあとに「せんたろうたたけ」で始まる唱え言葉を唱えながら俎板を擂粉木で七回たたき、翌朝は七草粥を食べて邪気や病を払う。また、社の中で汚れた話をしたり魚を食べたり、女性がわざと近づいたり裸で踊ったりして社を穢すと、龍神が怒って雨を降らせるとも言われている。
- 広まり方
- 1982年刊『新潟県史 資料編22 民俗1』所収、森谷周野・佐久間惇一・大竹信雄・鈴木昭英の各報告に、これらの俗信が記録されている。
- 地域
- 新潟県村上市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ