むなかたのねここえさけとわらにんぎょう
宗像の猫越え避けと藁人形
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 死者が出た家では猫が死者を飛び越えないよう逆さ屏風に箒を置き、二人目が出た時は藁人形を入れて三人目の死を避けたという。
- 細部
- 葬送に関わるいくつかの禁忌が伝わっている。家で死者が出た際には、屏風を上下逆にして立て、その上に箒を横向きに置く習わしがある。これは万一猫が死者の上を飛び越え、亡骸から這い出るような不吉な事態が起きたとき、すぐに箒でこれを打ち払えるようにするためだという。また、一年のうちに続けて二人の死者を出した家では、三人目の死者が出ることを恐れて、二人目の葬送の際に藁で作った人形を棺へ一緒に納める風習もあった。こうすることで三度目の不幸を身代わりに引き受けさせ、免れることができると信じられていた。
- 広まり方
- 1933年の『旅と伝説』に載った安川弘堂「福岡県大島」と、同年の同誌に載った櫻田勝徳「とむらひ(南日本)」に、それぞれの習わしが記録されている。
- 地域
- 福岡県宗像市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ