たんこうのきんき
炭鉱の禁忌
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 炭鉱の坑内で口笛や不吉な夢を忌み、出産も穢れとして避けるなど数々の禁忌が伝わるという。
- 細部
- 上砂川の炭鉱では、朝の入坑前や坑内で口笛を吹くことが古くから禁じられてきた。一つの言い伝えでは、笛の音に坑内の守り神へ付き従う犬が引き寄せられて離れてしまい、犬を欠いた神は坑内を守りきれなくなるからだという。別の言い伝えでは、神自身が笛の音を好んでそちらに気を取られ、結局は坑内の警護が薄くなるからだとも説明される。このほか、火事や洪水、歯が抜ける夢を見ることも不吉とされ、出産についても血を見ることを理由に穢れとして忌避されたという。
- 広まり方
- 1942年の『民間伝承』所収、佐藤誠八「禁忌詞と習俗」に記録がある。
- 地域
- 北海道上砂川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ