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噂の出所をたどる

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俗信のイメージ挿絵
この挿絵は当サイトが項目ごとに用意したイメージ画像です。写真や原典の図版ではありません。

ぞくしん

俗信

国内 儀式・遊び
どんな話か
海陽町には漁や年中行事、産育にまつわる俗信が数多く伝わり、暮らしの節目を彩っている。
細部
海陽町には暮らしの折々に語られてきた俗信が数多く残っている。漁にまつわるものとしては、女性の死体を拾うと大漁になるといわれる一方、沖に出た際には猫や犬といった四つ足の生き物の名を口にしてはいけないとされていた。人の一生にかかわるものとしては、犬の出産を見るとお産が軽くなり猫の出産を見ると重くなるといい、夫がお産のときに家にいると次の子ができにくいとも語られる。女性の厄年に男の子が生まれると縁起がよいとされ、牛や馬が死んだ場所には木を植えてはならないという言い伝えもある。年中行事に関わるものでは、小正月のサギッチョ(とんど焼き)の火で体をあぶると夏やせをしないといわれ、盆の十五日に川へ行くとガキ仏に足を引っ張られるとして子どもは水遊びを控えた。十二月二十日は山の神が木を数える日、一月二十日は山の神が木を植える日とされ、この日には木を伐ってはならないとも伝わる。五月の節供には早乙女が男衆に泥を投げつける行事があり、これを拒むと夏に瘧にかかるといわれたため、皆されるがままにしていたという。御手水の神様は目が見えないとされ、無言で入ると驚かせてしまうため「ごめんなさい」「お願いします」と声をかけてから入ると下の病気にかからないともいう。庚申さんは失せものをよく見つけてくれるとされ、大切に信仰すれば小遣いに困らないと語られた。さらに、稲を踏み倒されて死んだ斎藤別当実盛が虫となって稲に害をなすようになったとして旧暦五月二十日にはサデモリ(虫送り)を行い、雨の日に生まれた子は結婚式や葬式も雨になるといい、山で立ち枯れた木は山の神の小便で枯れたものだから伐ってはならないともいわれている。
広まり方
『民俗採訪』1979年、国学院大学民俗学研究会「徳島県海部郡宍喰町」に記録されている。
地域
徳島県海陽町
年代
不明
検証状況
伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。

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