いしがみとはかまいりのぞくしん
石神と墓参りの俗信
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 天人の子孫という真名氏が祀った大小二つの石の御神体ナーマンドゥガナシと、埋葬後七日間続ける墓参りの習わしが伝わる。
- 細部
伊仙町の水田地帯の北端、名真山と呼ばれる一帯には、かつて天人の子孫と称する真名氏が暮らしていたという。彼らは世の主の神とみぐくの神という大小二つの石を御神体として祀っていたが、耕地整理によってこの二つの石は失われてしまった。そこで真名氏は海辺から改めて大小二個の石を拾い上げ、代わりの御神体としたといい、これが現在ナーマンドゥガナシと呼ばれているものである。この石の上にはゴミや落ち葉がたまることがないと言われている。
また中山部落では、埋葬から七日間は毎日墓参りを続け、七日目には先祖に死者を引き取ってもらう意味を込めて、椎の木の枝に死者の氏名を書いて枕元に立てる習わしがある。これは、死者があの世で他の先祖の列から迷い出ないようにするためだという。
- 広まり方
- 2001年の『徳之島郷土研究会報』に掲載された川野誠治「徳之島民俗彙誌(十三)」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県伊仙町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ