ぞくしん
俗信
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- はしごの段数や便所の神、家を建てる場所、豆まきの作法など、暮らしの禁忌を集めた俗信の数々。
- 細部
- 東かがわ市にはさまざまな暮らしの禁忌が言い伝えられている。大工が施主に贈るはしごは段数を必ず奇数にそろえ、偶数にすると落ちて負った怪我が治りにくいという。便所の神は目が見えず、井戸の神と夫婦の間柄にあるとされ、便所のそばに南天を植えておけば中風を防げるとも語られる。家を建てる場所については「尾ざき、谷口、宮の前」を避けねばならず、そこに建てると不幸が続くと恐れられた。夜に家の中を掃く際には、もし目に見えない何者かがそこに居合わせても構わないよう、あらかじめひとこと断ってから掃くものとされている。節分の豆まきでは、年齢の数より多く豆を食べると早く歳を取ってしまうといい、座敷に撒いた豆を踏むと足に豆粒のようなできものができるとも伝わる。撒いたあとの豆は神棚に供えておき、夏に雷が鳴ったときこれを噛めば雷が落ちてこないという。
- 広まり方
- 『香川県史 民俗』1985年、武田明が担当した各節の俗信の記録をまとめたもの。
- 地域
- 香川県東かがわ市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ