(ぞくしん)
俗信
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 東秩父村に伝わる死の予兆で、病人のいる家へカラスが普段と違う声で鳴きかける「一声ガラス」(一口ガラス)を聞くと人が死ぬといい、これは当の家族には聞こえないとされ、月のそばに星が見える「近星」も死の前兆とされた。
- 細部
- 東秩父村に伝わる、死の前触れにまつわる俗信である。病人のいる家に向かって、カラスがいつもとは違う奇妙な声でガァガァと鳴くことを、一声ガラス、あるいは一口ガラスと呼んだ。このカラスの鳴き方が悪いと、その家では人が死ぬといわれていたが、不思議なことに、この鳴き声は当の家族の耳には聞こえないのだという。このほかにも死の前兆とされるものがあり、月のすぐそばに星が見えることを近星と呼び、これを目にすると人が死ぬといわれていた。
- 広まり方
- 1984年刊行の『白石の民俗』に、東京学芸大学民俗学研究会が人生儀礼・葬制墓制の記録としてまとめている。
- 地域
- 埼玉県東秩父村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ