なぎのきのうしのこくまいり
ナギの木の丑の刻参り
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 福津市の観音堂境内にあるナギの木では、丑三つ時にワラ人形を打ちつけて呪う呪法が行われていたという。
- 細部
- 夜半のもっとも深い時刻、いわゆる丑三つ時に藁で人の形をこしらえ、恨む相手を呪って命を奪おうとするまじないがこの土地に伝わっていた。その儀式が行われた現場とされるのが、観音を祀るお堂の境内に立つナギの木である。木肌には人形を釘で打ちつけた痕跡が点々と残っており、伝承として語られるだけでなく、実際に目に見える形として今も確認できるという。信仰の場である境内が、同時に呪詛の舞台にもなっていたという二面性が、この言い伝えの見どころである。
- 広まり方
- 1985年の『福岡県史』に載る平山和彦の宗像郡福間町大字舎利蔵の報告、信仰の個人祈願・共同祈願の項に記録されている。
- 地域
- 福岡県福津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ