(ぞくしん)
俗信
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 秩父市に伝わる俗信で、猫や蟻、山鳥のしぐさで天候を占い、蛇との出会い方や烏の鳴き方、蜘蛛の朝夕で吉凶を判じるなど、暮らしに根ざした言い伝えが多く残る。
- 細部
- 秩父市には天候や吉凶を占う俗信が数多く伝わる。猫がよく眠った翌日は雨、子猫がふざけていると晴れ、曇りの日に蟻が穴から盛んに土を運び出すとやがて晴れるといい、冬に山鳥が盛んに餌をあさると大雪になるとされた。吉凶に関わる言い伝えも多く、天気雨が降ると人が死ぬといい、神棚のしめ縄を鼠がかじるのは火の用心を促す前触れとされた。山道を登る方向に進むノボリヘビは吉(ヤマカガシなら大吉)、その年初めて出会う蛇のハツヘビは正面から出会えば良い年、同じ方向に出会えばよくない年になるとされた。青大将が蛙を飲む初夢を見ればその年は食うに困らず、烏が柿の木で鳴くと近くの家に不幸があるといい、朝の蜘蛛は恵比寿様に供えるが、夜の蜘蛛は親の姿に見えても殺すものとされた。
- 広まり方
- 1986年刊行『新編埼玉県史』別編2(民俗2)第十二章第五節、木村重利の記録による。
- 地域
- 埼玉県秩父市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ