にしいもがわむらのぞくしん
西五百川村の俗信
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 朝日町旧西五百川村には出産・天候・雷・死の前兆など暮らしにまつわる俗信が数多く伝わっている。
- 細部
朝日町の旧西五百川村に伝わる、暮らしにまつわる俗信の数々。出産にまつわる言い伝えでは、ウサギ肉を口にすると生まれる子の唇が割れてしまうといい、油揚げを食べ過ぎると体や頭髪に臭いが染み付くとも言われていた。死の前触れとしては、カラスの声の調子が悪く聞こえた翌日には誰かが亡くなるとされ、祥光寺に住む僧侶には、誰かが亡くなる二三日前からそれを見抜く力があったと語られている。
天候については、最上川と朝日川が合わさる辺りから轟くような音が聞こえると天候が崩れる知らせだとされ、逆に朝日川の上流側から音がする場合は晴天が続くと言われた。作柄に関しては卯の年は不作になりやすいといい、節分の豆を焼いてその焦げ方で月々の天候を占う風習もあった。オカタリサマと呼ばれる雷は、蚊帳のふちや裏板の上を狙って落ちやすいとされたため、人々は柱の近くに立つのを避けた。
火を苦手とする神とされ、四隅に線香を焚いて近寄らないようにする習わしも伝わっている。さらに佐藤喜一郎家ではオニワドリ様を祀るために鶏を飼わず卵もイロリで煮ないなど、特定の家に伝わる食のタブーも記録されている。
- 広まり方
- 1982年の『民俗採訪』に掲載された国学院大学民俗学研究会「山形県西村山郡朝日町旧西五百川村」に記録がある。
- 地域
- 山形県朝日町
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ