さかいのうばがみとしじゅうくのもち
境の姥神と四十九の餅
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 村境に姥神を祀って守り神とし、葬式後には四十九個の餅を供えて残る一個を餓鬼にくれると唱えて肩越しに投げる。
- 細部
阿賀町には妊娠中や産後、日々の禁忌や呪術にまつわるさまざまな俗信が伝わっているが、詳しい内容までは記録が及んでいないものも多い。はっきりと語られている例としては、川のたもとに姥神様が祀られており、これは村の入口を守る神として、関の姥神信仰と同じ性格を持つと見られている。また、葬式を終えた夜には四十九個の餅を搗く習わしがあり、四十九個は皿に盛って仏に供える一方、五十個目の餅だけは特別に扱う。
両親がそろい跡取りとなる者が、裏返した一升枡にこの餅を載せ、隅に塩を置いて三本鳥居の下まで運び、内側を向いて塩をつけて一口だけ食べたあと、後ろを向いたまま「餓鬼にくれる」と唱えながら肩越しに外へ投げるのだという。
- 広まり方
- 『新潟県史 資料編22 民俗1』(1982年)所収、横山旭三郎と森谷周野の記録による。
- 地域
- 新潟県阿賀町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ