ぜんこうじぬのひきうし
善光寺布引牛
国内
未確認生物
- どんな話か
- 布を角に掛けて走り去る牛を追った強欲な老婆が、寺の門前で仏の光に触れて信心に転じた話。
- 細部
- 下野国の作久山に、情け知らずで人に憎まれながら暮らす老婆がいた。あるとき洗って干しておいた白い布を角に引っ掛け、そのまま走り去る牛が現れる。老婆は必死に後を追い、やがて大きな寺の門前までたどり着いた。ところが牛の姿はかき消え、代わりに目を射たのは仏の放つ光であった。これが善光寺の如来だという。老婆はこれを機に心を改め、信心深い人となって穏やかに晩年を送ったと伝えられる。牛に引かれて善光寺参りの語で知られる由来譚である。
- 広まり方
- 1935年の『旅と伝説』所収、川口榮三「信越伝説玩具吹寄せ」に載る。
- 地域
- 長野県長野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ