ぜんき
前鬼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 箕面山に棲む人食いの鬼夫婦が、役行者に末子を隠され改心し、前鬼・後鬼と名を改めて従者になったという話。
- 細部
- 摂津の箕面山にまつわる話である。この山には夫婦の鬼が棲んでおり、夫は赤眼、妻は黄口と呼ばれていた。二人の間には五人の子があったが、この鬼夫婦は人間の子供を捕らえては食べてしまうことを繰り返していたという。そこで役行者は、呪力を用いて鬼の末子を岩窟の中に隠してしまう。子を捜して役行者のもとを訪れた鬼夫婦に対し、役行者は人の子を食べることをやめるならば子供の居場所を教えようと持ちかけた。これを受け入れた夫婦は改心し、以後、夫は前鬼、妻は後鬼と名を改めて、行者のそばを片時も離れることなく仕えるようになったと伝えられている。
- 広まり方
- 1928年の『旅と伝説』所収、中里龍雄「役行者の大峰伝説(下ノ四)」に記録がある。
- 地域
- 大阪府箕面市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ