ざとう
座頭
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 船上で座頭を殺した小間物屋のもとに生まれた子が、ある夜こんな晩だったと口にしたという因果話。
- 細部
- 下波村で聞き取られた因果譚である。大阪から京へ向かう船で、小間物屋がひとりの座頭と親しくなった。ところが金に目がくらみ、座頭が船べりで用を足そうと立ち上がった隙をついて手にかけてしまう。年月がたって小間物屋に子が生まれた。ある晩、その子が小便をしながら、ちょうどこんな晩だった、とつぶやいた。恐れた男は家を出て寺で受戒を受けたが、戻ってみると子はまさにその時刻に息絶えていたという。
- 広まり方
- 1975年の『伊予の民俗』に載る山口常助の北宇和郡下波村聞書に収められている。
- 地域
- 愛媛県宇和島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ