つばさのおとをたてるざしきわらし
翼の音を立てるザシキワラシ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 泊まり客の布団の上にのしかかり、鷲のような恐ろしい翼の音を立てるという珍しいザシキワラシ。
- 細部
- 杉の下にある家の座敷に出るものは、泊まり客の布団の上にのしかかるように上がり込み、その際に恐ろしい翼の音を響かせるのだという。一般的なザシキワラシが子どもの姿で語られることが多いのに対し、ここでは鳥のような翼の気配が強調されており、地域ごとに姿かたちのイメージに幅があることをうかがわせる話である。姿は見えないまま音と重みだけで存在を知らしめる語り方は、泊まり客に強い恐怖を与える効果を持っていたと考えられる。
- 広まり方
- 1924年の『郷土趣味』所収、佐々木喜善「ザシキワラシの話」に記録がある。
- 地域
- 岩手県奥州市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ