くじのかうんをさゆうするざしきわらし
久慈の家運を左右する座敷童
国内
未確認生物
- どんな話か
- 豪農の家に住み着いていた座敷童が、家の衰微とともに姿を消し、やがて一家は破産したという。
- 細部
- 豪農だった小倉家の座敷童は、旧正月十六日の晩に着物を取り替える習わしがあり、服を供えておくと翌朝にはぼろぼろに脱ぎ捨てられていたという。主人にしか聞こえない足音があり、家に何か異変があるとその音が激しくなった。小倉家の勢いが衰えるにつれて座敷童は姿を消し、間もなく一家は火事に見舞われて破産してしまった。別の家でも、座敷を掃く座敷童の姿を見た主人が「今日は客がある」と言い当てたが、やがてワラシが消えてから家鳴りが始まり、家長は病に悩み、飼っていた馬まで死んでしまったという。どちらも座敷童の在不在が家の盛衰と結びつけて語られている。
- 広まり方
- 1948年の『民間伝承』所収、西前清「九戸郡に於けるザシキワラシの種々相について」に記録がある。
- 地域
- 岩手県久慈市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ