かるまいのすがたをみせないざしきわらし
軽米の姿を見せない座敷わらし
国内
未確認生物
- どんな話か
- 軽米町の旧家に棲む座敷わらしは、姿を見せず足音や気配だけを残し、家の栄枯を左右すると伝わる。
- 細部
- 軽米町内にはいくつもの座敷わらし伝承が残る。小軽米のある家には女の子の姿をした座敷わらしがいて、姿こそ見せないものの廊下を歩く足音だけを響かせたという。晴山の古い座敷に棲みついた一体は、泊まり客の布団を勝手に引きずる悪戯で知られる。裕福な家に宿る神とも言われ、ふだんは目に見えない存在とされた。曲がり家に棲むものは男女の別があり、絣や縞の着物姿をしていて、その家のカマドを栄えさせる一方、戸を自分で開け閉めして移動する気配だけを残す。もし姿がはっきり見えるようになったときは、その家から座敷わらしが去る前触れだと恐れられた。
- 広まり方
- 1983年刊『晴山の民俗―岩手県九戸郡軽米町旧晴山村―』の「九 口承文芸」(東洋大学民俗研究会)に収録された伝承をまとめた。
- 地域
- 岩手県軽米町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ